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米国特許商標庁(USPTO) パイロットプログラム「PIER (PCT Informed Examination Request) 」について

カテゴリー: IPニュース 公開日:2026年06月15日(月)

 米国特許商標庁(USPTO)は、2026年4月9日から新しいパイロットプログラム「PIER(PCT Informed Examination Request)」を開始しました。

 

 本プログラムは2027年4月9日までの1年間実施される予定です。
PIERは、PCT国際出願から米国に国内移行した出願のうち選択された出願に対して、このまま審査進めるかどうか、出願人の意向を確認する制度です。
 USPTOは、PCTの国際段階ですでに発行された国際調査報告等の特許性の判断材料に基づいて審査着手前に出願人に再検討してもらい、不要な出願の放棄等を促すことで審査の効率化と滞貨の削減を目指しています。

 

・対象となる出願:PCTから米国に国内移行した出願であり、パリルートによる通常の米国出願(バイパス継続出願も含む)、意匠出願、植物特許出願、再発行出願は対象外です。対象となる出願はUSPTOが技術分野等に基づいて選定します。出願人からは参加の希望や辞退を申請することはできません。
・対象となった出願に対しては、37CFR 1.105に基づく通知(RFI(Requirement for Information))が発行されます。この通知(RFI)に対する応答は必須です。放置すると出願が放棄されたものとみなされます。
・出願人は通知(RFI)の発送日から2か月以内(最大4か月の延長可能)に、以下のいずれかを選択して応答する必要があります。
① 審査を続行する
通常通り、実体審査に進みます。このタイミングで「予備補正(Preliminary Amendment)」を提出することも可能です。
② 審査の開始を12か月延期する
審査の開始を12か月間延期します。一度選択すると途中で延期を終了させて審査を繰り上げて開始させることはできません。
③ 出願を明示的に放棄する
国際段階での国際調査報告等の見解を踏まえ、権利化を断念する場合に、明示的に出願を放棄します。

 

 以下、USPTOの通知もご参照ください。

https://www.uspto.gov/patents/basics/international-protection/patent-cooperation-treaty/pier-program

 

パートナー・弁理士 赤岡 明

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